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低価格×大量販売×フロー型の会社を買うのはやめろ

スモールM&A、承継型起業において、どのような会社を買うかは極めて大切なポイントになります。もちろんどうしてもやりたい事業や、この地域で絶対にやりたいという買う人の想いは絶対に大切にするべきです。ただ、絶対におススメできないような会社もあります。

その1つが、商品、サービスの価格が低価格で、1回限りしか買ってもらえないような事業です。商品単価が安いため、1つ売れても利益はほとんど出ない、超薄利なわけです。超薄利なわけなので、大量に売らないと利益が生まれません。

小さな会社は本当にリソースがなく、大量に売らないといけないという時点でうまく行く可能性が大分低いです。

そのダメ押しが1回限りしかお客さんが買ってくれないとなったら、この会社を買うことは基本やめたほうがいいです。

上記の逆で、とてもわかりやすくしますが、例えば、原価がほとんどなく、1人のお客さんから月15万円いただけて、リピートが基本の商材だったらどうでしょうか?10人お客さんを獲得するだけで、月150万円の売上と、大きな利益になるわけです。これがお客さん単価1,000円で、1人に売れても50円の儲けだとしたらどうでしょうか?しかも基本リピートはないとします。1,000人に売れても、売上は100万円で、利益はたったの5万円になります。

小さな会社というのは本当にリソースがありませんので、いかに効率的に、シンプルに利益を生み出せるかを徹底的に考えるべきなのです。

Tags: 事業承継
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