
経営者は事業承継にあたって会社のことで
・変えてはいけないこと
・変えてもよいこと
・変えなくてはいけないこと
を明確にするべきです。そのことによって経営者、後継者ともに考えやすく、動きやすくなり、お互いのストレスがとても減ります。
経営者からすると、変えてはいけないことを、後継者がすぐに変えていたらすぐさま注意などをしてしまったり、後継者からすると、変えたらいけないことだったとということをそもそも知らず、自由にやってほしいと言われたから変えたのにということで水を差されてしまうようなこういうことが続いてしまうやる気がなくなってしまうことにもなりえます。
そのため、経営者は明確に変えてはいけないこと、変えてもよいこと、変えなくてはいけないことを言語化、具体化するべきなのです。
変えてはいけないこととしては、
経営理念、大切にしてきている考え方などが一般的にあると思います。
もちろん激動の時代ですので、時代にあったように会社そのものを変えなくてはいけないときもあるでしょう。
経営者として全てのことをやり切って完璧な形で後継者に譲るということはなかなかできません。
経営者としては、本当は〇〇をやらないといけないと思っていた、▲▲という今後でみると大きな課題になりそうなことがあるとか、様々なできていないことで、やらないといけないこと、変えないといけないことで、できなかったことがあるはずです。
この変えなくてはいけないことを明確にすることは、後継者に対して課題を明確にすることでもありますし、単に事業などを引き継ぐということではなく、事業承継を通じて会社をより成長させるためにとても重要なことになります。