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経営者が選ぶ後継経営者に必要な資質10選

経営者に必要な資質について、あったら良いなというものはたくさんあると思います。
経営者といえど、人間ですので、全てを揃えることはできないですし、現在、存在している世界一優秀な経営者でも全ては揃っていないでしょう。

また、後継者の資質を、今時点で切り取って、資質がある、ないという感じで判断することも少しフェアではないと思います。経営者自身が最も痛感することだと思いますが、実際に経営をする中で1番成長をしてきたはずではないでしょうか。そのため、将来の成長を考えて後継者を見ることがもちろん大切です。その際にあったら良いなという経営者に必要な資質をご紹介します。実際の経営者を対象にしたアンケート結果です。


〇本質を見抜く力

理由: 複雑な経営環境において、物事の核心を理解し、適切な判断を下す能力が求められます。予想が立てられない時代だからこそ本質を見抜いて、考えて、自分の意見、行動にできる経営者が求められるわけです。


〇変化への柔軟性

理由: 市場や技術の急速な変化に対応し、組織を適切に導くためには柔軟な思考と行動が必要です。変化対応こそが最も重要な力と言われますよね。


〇イノベーションの気概

理由: 新しい価値やビジネスモデルを創出し、競争力を維持・向上させるための革新意欲が重要です。多くの産業が人口増時代に出来ており、消費期限を迎えています。そのような状況にあたってビジネスモデルそのものを創りなおさないと次の時代はないということを全員が理解、重視しているということでもあります。


〇ビジョンを掲げる力

理由: 組織の方向性を明確に示し、社内外を鼓舞し、巻き込むリーダーシップが求められます。人口減少の中で優秀人材の獲得は難易度を増しています。その中で、社員に選ばれ続けること、新しくこれから働いてくれる社員に選ばれるためにもビジョンがより一層重要になっています。


〇国際的経験

理由: グローバルな視点と経験は、海外市場でのビジネス展開や多様な文化との協働に役立ちます。わかりやすく日本国内の市場は小さくなるため海外を相手にビジネスが次世代経営者はできるか大切になるわけです。


その他にも、重複する部分がありますが下記の資質はよく出るものです。


〇戦略的思考力

理由: 経営者は、企業の長期的な方向性を定め、経営理念を実現するための戦略を策定する必要があります。戦略的思考力があれば、企業の成長と持続的な発展を導くことが可能です。人口が伸びて作れば売れた時代から、新しい時代の会社の方向性を見出していくことが欠かせないわけです。

 

〇コミュニケーション能力

理由: 経営者は、社員や取引先、顧客など多様な利害関係者と円滑に情報共有や意思疎通を図る必要があります。高いコミュニケーション能力は、組織の結束力を高め、業務の効率化や信頼関係の構築に寄与します。規模の小さな会社であればあるほど社内の結束は欠かせません。そのためのコミュニケーション能力は経営者にとって重要な力です。

 

〇柔軟性

理由: ビジネス環境は常に変化しています。経営者は、予期せぬ事態や市場の変動に迅速かつ適切に対応する柔軟性を持つことで、企業の安定と成長を維持できます。柔軟性を失ってしまって思考、行動が硬直、パターンになってしまうことがとても怖いわけです。

 

〇決断力

理由: 経営者は、日々多くの意思決定を求められます。迅速かつ的確な判断を下す能力は、企業の方向性や業績に直接影響を与えるため、重要な資質といえます。未来が読みにくい現代ほど、経営者が決めにくいことを決めていくことが求められます。決断をただ単にする力という以上に、できることの中で最大の学習、リサーチなどをしつつ、徹底的に思考をして自分達はどうするべきかを決めていくことです。

 

Tags: 事業承継
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