
スモールM&A、承継型起業で、会社を買うにあたっては、必ず買う会社の社内外でのキーマン、キーカンパニーなどを見える化して、会社を買った後も変わらずの協力関係を確認、完璧に握っておかなければいけません。
会社というのは、PL,BSなどの財務資料には出てこない、重要な資産というものが必ずあり、それが会社の売上、利益をつくっていたり、会社の肝、強みになっていることがしばしばあります。
知り合いの会社が焼肉店を買ったのですが、その焼肉店の強みは属人的なルートの仕入れにありました。焼肉店を買ったオーナーは肉は簡単に仕入れできると思い込んでおり、仕入れを軽んじていました。仕入れルートが属人的なため、この仕入れルートの承継こそが最もこの焼肉店においてのM&Aにおいては重要な要素なわけです。
このように、必ず会社には社内外にキーマン、キーカンパニーがいたりしますので、会社を買う人は決算書などの数字も大切にしつつも、実際経営上の強みや、肝をしっかりと特定して、そこを握ることをしないといけないわけです。