
個人M&A、スモールM&A、承継型起業という言葉を見かけるようになりました。
M&Aというのは従来であれば大きな会社間の話で、ハゲタカのようなイメージのあった話ですが、そこから時代も大分進み、今では、個人であっても会社を買うことができる時代に本当になっているのです。
そのため、個人M&A、スモールM&Aというのはほとんど同じニュアンスで、個人でできるM&Aのことであり、小さな売却希望の会社、事業のことを指していると思っていただけたらよいと思います。
承継型起業もまた個人M&A、スモールM&Aと同じ文脈です。
2025年には、70歳以上の経営者の会社で、後継者不在企業が127万社あると言われています。
個人M&A、スモールM&Aという選択肢がなかったときには、個人は事業をやりたいと思った場合には、0から自ら起業するという方法しかありません。もちろん現在においても0から自ら起業することが1番の選択肢であることは変わりません。
ただ、後継者不在企業が127万社もあり、かつ、個人M&A、スモールM&Aの仕組みができてきたことによって、0から自ら起業するという選択肢以外に、既にある会社を買って(事業承継における第3者承継)、事業をやるという選択肢が出てきたわけです。これが承継型起業という方法なのです。