
会社をダメにしていく不変的な原因として経営者の慢心、油断があります。
地域、業界において実績や評価が高く、革新的な商品を持っていたり、ビジネスモデルが優れていたり、地域貢献をとてもしていたりと、これらはこれまでの頑張り、成果によってつくられてきた結果です。
自信、プライドなどプラスに寄与する側面も大きいです。後継者が気を付けないといけないのが、実績、評価が高く素晴らしいと思われている会社を承継すると、その評価を後継者が受けることになるわけです。
後継者はその評価を受けることにほとんど寄与していなくとも、周りから素晴らしい会社、スゴイ、羨ましいなどもてはやされることがあります。そんなつもりはなかったはずが、それに酔ってしまって、自分の力ではないことがわかっていたとしても勘違いをしていってしまうことがあります。
経営者の慢心、油断ほど怖いものありません。慢心、油断によって現状認識が正しくできなくなって、変化ができなくなり、過去の栄光を永遠に語るような経営者は多くいます。
経営者、後継者ともに経営の失敗原因については言語化、具体化をして理解を徹底しておくことが大切です。