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後継者の成長を阻んでいる1番が経営者の存在

事業承継をやりきる=後継者を決めて、後継者の成長を最大サポートし、中長期の会社がよりよくなることを実現することが事業承継だということをお伝えしてきています。

事業承継をやりきると決めた経営者は、後継者が育つ環境をつくることをしないといけないわけでした。その際に、経営者がまずしないといけないことが、何でも率先して経営者自身が動いたり、決めたり、意見したり、指示したりすることではなく、後継者の話を聞く、意見を求めるなどの習慣を身に着けることです。

後継者の成長を実現するためには、経営者も新しく変わって、成長しないといけないのです。

この部分ができずに一方的に経営者主導の、経営者のエゴのような後継者育成が展開されてしまっていることがあります。

後継者の話を聞いて、意見を求めて、良いものに対しては採択して、任せるということをしましょう。

任せたことに対して、放置にならないようにすることと、上から偉そうに見るようなこともないように、できれば、後継者の考え、動いていることを同じ目線で見て、その変化を感じ取れるような形のポジションを見つけてサポートをしていくことが大切です。経営者として後継者の成長のプロセスをしっかりと見ることも大切な役割だと思います。

後継者の成長速度が事業承継、ひいてはその先の会社成長となります。

Tags: 事業承継
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