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経営者個人が銀行融資の保証人となっている

スモールM&Aで承継型起業を考えている人が、大手企業など出身の場合や、中小企業の実態をあまりわかっていない人の場合だと、会社を買った後の中小企業の実態で悪いズレが起きてしまいますので、ここでは中小企業の実態の中で、経営者個人の銀行融資の保証について分かりやすくご説明します。

スモールM&Aの売り手となっている会社、事業をやっている経営者の多くは個人として会社などが借入した銀行融資の保証人となっています。

資金繰りがとても厳しい中小企業も多いため、スモールM&A、承継型起業を実施する場合には、売り手企業の財務状況、ビジネスモデルをしっかりと理解した上で、お金の流れを掴み切ることが欠かせません。サラリーマンの人が承継型起業によって会社を買って、経営者となる場合には、場合によっては、借入資金に対しての保証人になることもありえますので、心積もりをしておきましょう。

足元では経営者を借入の保証人から外していきましょうというのが国の大きな方向性のため保証から外れている経営者も増えてきました。中小企業の場合には会社=経営者と一心同体となっていることが多く、経営の体制も弱いこともあり、金融機関としても中小企業にお金を貸したくともリスクが大きく、経営者の保証というのが当たり前のようになっていたわけです。中小企業を経営していれば当たり前のことですが、はじめて保証人になるという人はちょっと事前にイメージを持っておいた方がいいのでご説明しました。

Tags: 事業承継
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